about me

幼稚園 

クロッキーとレゴブロックの授業が好きで、クロッキーとレゴが世界のすべての日々。指を真っ黒にして木炭でクロッキーをしていたので、今でも炭が大好き。

 

小学生

週に一回、全校生徒がクロッキーをする学校だったが、同級生に恐ろしく上手いのがゴロゴロいて毎週挫折するようになり、「上手い」絵に憧れる。

四年生の時に両親から京セラのsamuraiというカメラを買ってもらい写真を撮り始める。今思えばこれが写真の初めて。

 

中学生

イラストを描き始める。幽霊とかモチーフにしていたので同級生から「怖い」とヒンシュクを買った。

 

高校生

特に将来の夢もなく相変わらずイラストを描く。このころからパソコンが普及し始め、パソコンで絵を描き始めた。これのおかげで思い通りの線が引けるようになり、「上手い」が描けるようになった。

高校三年

イラストばっかり描いていて、全く勉強していなかったので成績が悪く、大学脳付属校に入ったのにも関わらず大学には入れてもらえず、両親のヒンシュクを大いに買った。ごめんよ、とうさんかあさん。

 

 

十九歳

大学へ行く気も起きず、さりとてしたい事もなかったので、人生最初のクエスト「アメリカへ引っ越してみる」をやってみた。この頃からデジカメが普及し始めて、当時まだ珍しかったデジカメで写真を撮り始める。メキシカンの多い南カルフォルニアへ定住したので、タコスばっかり食べて暮らす。一生分のタコスを食べたと思う。

 

二十歳~二二歳

インターネットを覚えて、絵を発表してみると日本の広告代理店からフランスのカジノに使う美人画のオファーがくる。右も左もわからないので「上手い」絵を送って、何度もリテイクを食らい、やっと「上手い」が自分の売りじゃないと悟る。その節はお世話になりました。

入稿を済ませて半年、代理店の担当者から「あのー、谷口さん、請求書頂けますか?お金が払えないんですよ」というメールをいただき、仕事のお金が銀行口座に入金されるという事実に驚く。その節はほんとうにお世話をかけました。

 

二十三歳~二十四歳

アメリカと日本ではまだ通信環境がナロードバンドでやりとりが大変だったので、クエストを終了して帰国。美人画を描きつつ、「美人画を風景の中に入れたらかっこいいんじゃない?」と思いつきデジカメで東京の風景を撮り始める。撮っているうちに、「あれ?これって絵にするぐらいなら写真で発表すればいいんじゃね?描く手間ないし」と写真を本格的に始めるが、全く受け入れてもらえず落ち込む。

 

二十四歳~二十五歳

「もう人もいらないんじゃね?」と思い切り、静物に的を絞ってみたら、アドバイスをくれる人達から褒められるようになり少しづつ仕事になり始める。人生二つ目のクエスト、「いままでお世話になった関係者に感謝の作品を贈る」をスタートさせる。

 

二十六歳

クエスト「いままでお世話になった関係者に感謝の作品を贈る」は決めたものの、一人一人にオリジナルプリントを贈るのは難しいので写真集の出版を計画する。といってもいきなり出版社に企画を持ち込んでも話も聞いてくれないだろう。それならお土産に美術の賞をいくつかいただけば話は聞いてくれるだろうと、美術賞や写真賞に応募してみる。半年で四つの賞に応募して二つの賞に引っかかり、毎日徹夜で作品を創った甲斐があったなとホッとする。

ホッとしすぎて、写真新世紀のパーティーが行われているのを忘れて家で絵を描いていて、大いに時間をすっぽかし、着いたころにはほとんどパーティーが終わっていた。

 

二十七歳~二十八歳

写真集のために都内を奔走し、またしても様々な人たちの協力のおかげで写真集が発売され、個展も開催する。結果、アメリカやヨーロッパからプリントの注文が来るようになったりして、企画は成功したのだけども、「いままでお世話になった関係者に感謝の作品を贈る」というクエストをやっていたら、写真集と個展を創る過程でお世話になった人たちはどんどん増えて、「いままでお世話になった関係者に感謝の作品を贈る」なんていう小さなクエストじゃ感謝はしきれないなと、感じてこのクエストは終了させた。

 

二十九歳~

「人に感謝する」という宿題に取り組むうちに、僕の作品を好み協力やアドバイスをしてくれる人たちが。同時に作品を楽しんでいるという同時性に気が付き、アーティストとしてのミッションを創って、日々と日々袖触れ合う人たちに感謝しつつ、アートの世界の旅をすることにしました。

 

クエストのほとんどは未完で終了してますから、「夢はかなうよ!」とか調子のよい事は言えないのだけど、それでも何かクエストをはじめてみると何かが動き出して人生の楽しさを感じられる。そのクエストの繰り返しが自分だけのストーリーなのだと思う。そう思ってわくわくして、日々を創ってます。